A.以下のうち少なくとも2つにより示される対人的相互作用の質的な障害。 |
a |
目と目で見つめ合う、顔の表情、体の姿勢、身振りなど、対人的相互反応を調節する多彩な非言語性行動の使用の著名な障害。 | |
b |
発達の水準に相応した仲間関係を作ることの失敗。 |
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c |
楽しみ、興味、成し遂げたものを他人と共有すること(例:興味のあるものを見せる、持ってくる、指さす)を自発的に求めることの欠如。 | |
d |
対人的または情緒的相互性の欠如。 |
B.行動、興味および活動の限定され、反復的で常同的な様式で、以下の少なくとも1つによって明らかになる。 |
a |
強度または対象において異常なほど、常同的で限定された型の、1つまたはいくつかの興味だけに熱中すること。 | |
b |
特定の、機能的でない習慣や儀式にかたくなにこだわるのは明らかである。 |
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c |
常同的で反復的な衒奇的運動(例えば、手や指をばたばたさせたりねじ曲げたり、または複雑な全身の動き)。 | |
d |
物質の一部に持続的に熱中する。 |
C.その障害は、社会的、職業的または他の重要な領域における機能の臨床的に著しい障害を引き起こしている。 D.臨床的に著しい言語の遅れがない。(例えば、2歳までに単語を用い、3歳までに意思伝達的な句を用いる) E.認知の発達、年齢に相応した自己管理能力、(対人関係以外の)適応能力、および小児期における環境への好奇心などについて臨床的に明らかに遅れがない。 F.他の特定の広汎性発達障害または精神分裂病の基準を満たさない。 |